オリンピック大会13日目

スノーボードの快挙、銀盤のドラマ

ザヴァルジナの夫君であるアメリカ出身のロシア代表ヴィック・ワイルドが、金メダルを獲得=ロシア通信撮影

スノーボード

 スノーボードの女子パラレル大回転では、ロシアのアリョーナ・ザヴァルジナが、銅メダルを獲得。優勝は、パトリツィア・クンマー(スイス)、二位は、イナ・メシク(オーストリア)。テレビ局「ロシア2」へのインタビューで、ザヴァルジナは、こう語った。「メダルなしで去ることはできませんでしたが、金でないのが残念です。みなさん、すみません。でも、できるだけのことはやりました」。

 その数分後に行われた男子決勝では、ザヴァルジナの夫君であるアメリカ出身のロシア代表ヴィック・ワイルドが、金メダルを獲得。ポータルサイトchampionat.comへのインタビューで、ワイルドは、自分のことも妻のこともうれしいと素直に心情を吐露し、こう語った。「アリョーナと一緒にメダルを取れるなんて、夢のまた夢でしたから、まさに最高の気分で、言葉も見つかりません。今日は、信じられないような一日でしたが、想えば、私は七歳から今までスポーツにとても多くのものを捧げてきました」。

 

クロスカントリー

 水曜日、ソチでは、クロスカントリーの男女の団体スプリントが行われた。女子の予選は、フィンランドがトップで、ロシアチーム(アナスタシア・ドツェンコ、ジュリア・イヴァノワ)は三番目のタイムで決勝へ進んだ。男子のロシアチーム(ニキータ・クリュコフ、マクシム・ヴィレグジャニン)は、準決勝で好成績を挙げてそのまま決勝へ。

 結局、女子は、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンのスカンジナヴィア勢が金銀銅のメダルを獲得し、ロシアは、六位。

 男子は、ロシアが銀メダルに輝いた。しかし、優勝を目指していただけに、フィニッシュの後、クリュコフは、こう語った。「悔しいというのが正直なところですね、勝てたレースでしたから」。

 

フィギュアスケート

 女子フィギュアスケートのショートプログラム(SP)では、ユリア・リプニツカヤが転倒して五位となったが、アデリナ・ソトニコワが二位となり、ロシアのファンの想いは悲喜こもごも。連続技とスピンとステップを見事にこなしたもののトリプルフリッツを失敗したリプニツカヤは、競技後、「ソヴィエツキー・スポルト」紙にこう語った。「得点は想ったより低くなかったので、フリーで頑張ります」。

 一位は、74,92をマークしたキム・ヨナ(韓国)、ソトニコワは、0,28差の二位で、十分に優勝を狙える。三位には、カロリーナ・コストナー(イタリア)がつけている。後半のフリースケーティング(FS)は、2月20日に行われる。

 

バイアスロン

 バイアスロンの混合リレーで、ロシアチーム(オリガ・ザイツェワ、オリガ・ヴィルヒナ、エウゲニー・ガラニチェフ、アントン・シプーリン)は、射撃で九つのミスを犯し、五位となって表彰台を逃した。優勝は、ノルウェー、二位は、チェコ、三位は、イタリア。ザイツェワは、ガゼータ・ルーへのインタビューでレースの結果をこうコメントした。「ロシアはいいチームですが、世代交代が響いています。でも、落胆することはありません。誰かを責めるのではなく、逆に励ますべきでしょう。観客席やコース沿いで応援してくれたファンのみなさん、スパシーボ(ありがとう)!」。

 

スピードスケート

 スピードスケートの女子5000メートルは、マルティナ・サブリコワ(チェコ)が、6分51秒54のタイムで優勝した。二位と三位は、ともにオランダのイレイン・ブストとカリエン・クライボイカー、四位は、首位と4秒23差のオリガ・グラフ(ロシア)、もう一人のロシア代表アンナ・チェルノワは、九位。グラフは、メダルには届かなかったものの、みごとロシア記録を更新。ポータルサイトSportboxは、「三位とのわずか0,12秒の差が今も頭から離れません」という彼女の談話を伝えている。

 

アイスホッケー

 その日、ロシアのファンにとって一番ショックだったのは、「氷上の格闘技」でロシアがフィンランドに1対3で敗れたことだろう。イリヤ・コヴァリチュークの挙げた一点に抑えられたロシアは、準々決勝で早々と姿を消した。敗軍の将パーヴェル・ダツュークは、Metro紙にこう語った。「もちろん、こんなことになろうとは予想だにしていませんでしたが、フィンランドがよく動きよく守る手強いチームであることは分かっていました」。また、ロシアの守護神セルゲイ・ボブロフスキーは、試合後、記者団にこう述べた。「もう少し落ち着いてから試合を冷静に振り返りたいと思います。今はショックを堪えるのが精一杯なので…」。

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