バイアスロンのザイツェワ選手

トリノとバンクーバーで2冠のベテラン

オリガ・ザイツェワ=アレクセイ・フィリーポフ撮影/ロシア通信

バイアスロン男女混合リレーが19日、クロスカントリースキー・バイアスロン用複合施設「ラウラ」で行われる。これはロシアが常にメダルを狙える競技だ。

ロシア女子代表で最強かつ最有力なのがザイツェワ。2006年トリノ冬季五輪と2010年バンクーバー冬季五輪で金メダルを獲得している。ソチ冬季五輪 に出場するロシア代表225人の中で、トリノから連覇を続けている選手は、ザイツェワのみ。トリノでは3番目の走者をつとめ、バンクーバーでは4番目の走 者としてフィニッシュを飾った。

 

代表のリーダー

 ザイツェワはすでに何年も、非公式の代表リーダーになっている。2009年世界選手権平昌大会でザイツェワは女子4x6キロメートルリレーと女子マスス タートで金、スプリントとパシュートで銅を獲得。アリビナ・アハトワ、エカチェリーナ・ユリエワ、ドミトリー・ヤロシェンコのバイアスロン3選手のドーピ ング摘発問題で下がっていたロシア代表のステータスを救った。続く世界選手権(2011、2012、2013)でのロシア代表のメダル獲得はなかったもの の、ザイツェワは安定した結果を出し続け、W杯では金メダルも手にした。

 ソチ五輪からバイアスロン男女混合リレーが採用されているため、ザイツェワのメダル獲得のチャンスは著しく増大。コーチがどの選手を選ぶかはわからないが、ザイツェワの出場はほぼ100%保証されているだろう。

ただ、五輪シーズンのザイツェワ個人の成績は、それほど目立ったものではない。昨年11月に行われたW杯エステルスンド大会のスプリントで銀メダル、他の大会のスプリントやパシュートで上位10位以内に入った程度だ。

 

主なライバル

 女子団体戦の主なライバルは、昔からドイツとノルウェーだ。力をつけてきているウクライナとベラルーシ、確固たるメンバーを抱えるフランスもメダルを狙える。

 今シーズンはW杯で3リレー行われているが、12月初めのホッホフィルツェン大会ではウクライナ、その一週間後のアヌシー大会ではドイツが勝利し、1月 初めのルーポルディング大会でロシアが優勝している。ザイツェワ(2番目)以外で出場したのは、エカチェリーナ・グラズィリナ、イリーナ・スタルィフ、オ リガ・ヴィルヒナ。

ウクライナ、ドイツ、ロシア以外で今シーズン表彰台にあがったのは、フランスとノルウェー。1月19日に予定されていたアンテルセルヴァ大会の団体戦は、霧によって中止になっている。

 

ドイツ人が指導

 ロシア女子代表は、ドイツのヴォルフガング・ピヒラー・コーチのグループと、ロシアのウラジーミル・コロリケヴィッチ・コーチのグループの二手にわかれて、五輪への準備を進めた。ザイツェワはピヒラー・コーチのもとで練習。

 「ピヒラー・コーチは最大限主義者で、とても私に合っているし、ずっと指導を受けているので信頼している。プロのコーチで、すべてを正しくこなす。私にとってオリンピックとは、最高の舞台。冬季五輪のために4年間ずっと準備してきた。とても緊張するし、慣れることなんてできない。経験を積んでも、毎回違う感覚が襲ってくる」

 ピヒラー・コーチはザイツェワを高く評価している。「ザイツェワはまれな才能を持っていて、努力家で、あとこれは重要なポイントだが、精神的にとても強い。我々の競技で、精神力は非常に重要な要因となる」

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